
147
147
6.4 どれくらいの数のインタビューが必要か?
相手がどれほどアイデアに興奮しているように見えても、実際にお金(または時
間、予約注文、電子メールアドレスといった個人的なカレンシー(対価))を払って
もいいと思うかどうを確かめなければ、真意はわかりません。ユーザーからカレン
シーを得る方法を見つけたら、さっそく実行しない手はありません。
6.4.3
10
回目までのインタビュー――パターンの出現
10
回もインタビューすると、複数の回答に共通点が見いだせるようになってくる
はずです。たとえば
10
人のうちの
2
〜
3
人が同じような「不満」「動機」「現状対策
の限界」「願望」などを口にするという形でパターンが現れます。
パターンの存在を確かめる
わたしは同じ表現を
3
回耳にしたら、その後のインタビューからは明示的にその
パターンの存在を確かめるようにしています。ここではパターンが強いかどうかでは
なく、パターンが存在すること自体を確認したいので、「はい/いいえ」や「〜と思
いますよね?」式にバイアスをかけてしまう質問ではなく、日々の暮らしや過去の行
動についての質問に徹して、相手が自然に受け答えするのを観察することで、パター
ンの存在を確かめるのです。
漫然と話しているだけでは話題が浮かび上がってこない場合は「他の人たちは」と
いう話し方が効果的です。実際には存在しない「他の人たち」が、パターンと反対の
意見を述べていると伝え、相手の反応を見るのです。
確認したいパターン
複数のインタビュー相手が「インターネットで車を調べてから販売店に行く」と ...