
さて、本題:秘訣について
(つまり、本書の構成)
理解すべき「状況」は、コ ト( what)とヒ ト( who)だ。
本書の第1 部「 コト」で は 、 あ な た が デ ザ イ ン す る「 コト」を 扱 う 。 デ ザ イ ン す る の は 、
ECサ イト や B2Bソフトウェア、小さな生まれたてのスタートアップ、巨大な成熟企業、ブラ
ンディングのためのアプリ、はたまた、収益が期待されているアプリか。ユーザーは時間を
節約したいのか、それとも暇つぶしを望んでいるのか。プロダクトの立ち上げか、ランディ
ングページの最適化なのか。そもそも、何のための最適化なのか。クリック数、ユーザー
登録数、はたまた世界制覇のためか。異なるユーザー体験の課題には異なる解き方が必
要だ。状況次第で、ポジティブな結果になることもあるしネガティブな結果になることもある。
何も起こらないこともある。状況の違いをデザインを始める前に理解できているか。本書
第 1 部「コト」を読んでおけば 、わかるようになるはずだ。デ ザインの 状況に応じたUXの
原理原則の応用について、豊富な事例を用意してある。
第 2 部「ヒト」は、あなたの仕事の影響範囲にある人たちについて扱う。もちろんユー
ザーは(カスタマー、オーディエンス、セグメント、ペルソナなんと呼 ぼうと)第 2 部で扱う
対象だ。ただし、ユーザーについての議論は、すでに耳にタコができているだろうし、デ
ザインの対象はユーザーがすべてではない。より難しいのは、あなたと一 緒 に