診断型デザインは実証済み
診断型デザインは象牙の塔に閉じこもったフレームワークではない。実学であり、現実
世界の知られていない問題を解く実証済みの方法だ。古代エジプトの昔から、医師は診
断 を 活 用してきた 。
診断型デザインは仮説駆動型デザインということもある。いい名称だ。それに、診断
型デザインはリーン デザインとも相性がいい。医師が最小限の検査を行うことを推奨され
るのに似ていて、リーンでは実用に耐える解決策を見つけるために、最小限の実験を行う。
ただし、診断型デザインはア ジャイルとは異なる。アジャイルはプロジェクト管理の手法
であって、 デ ザインメソッドでは ない 。 アジャイル でデ ザイン がより良くなると思 わ れ が ちだ
が、必ずしもそうはならない。アジャイルでは診断をスプリントにおさまるように計画しない
といけない。アジャイルであってもひどいデザインは生まれてしまう。同じく、診断型デザイ
ンは合意形成ではない。合意形成とは、すべてのステークホルダーがあなたの解決策に
同意することだ。これについては「第 2 部 ヒト( Who)」で詳説する。そして、診断型デ
ザインは「デザインスプリント」とはまったくの別物だ。デザインスプリントは、迷子のチー
ム の た め の 週 次 ワ ーク ショップ だ( ち な み に デ ザ イン ス プ リントは 、 ア ジャイ ル の ス プ リントに
おけるデザインともまた別物だ)。診断型デザインをやれていれば、デザインスプリントの
お 世 話 に なることは な い だ ろう。
3. 診 断( Diagnosis)