A/Bテ スト
……は素晴らしい手法だ。評価が低すぎる! A/Bテ ストの 細 か な ニュア ン ス に つ い て
は、これまで多くの UXデザイナーたちと興味深い議論を重ねてきた。適切に実施すれば、
UXに関する意思決定や意見の対立を解消するための、非常に有効な手段となる。また、
実際にテストで比較しなければ判断がつかないUX上の論点も少なからず存在する!
本 書 の こ の パ ートで は「 ヒト」を テ ー マ に して い る の で 、 ま ず は A/Bテストを議論の終着
点として使う方法から紹介しよう。デザイナーや関係者の中には、根拠もないまま大勢の
ユーザーが好む選択肢はこれだと思い込んでしまうケースが非常によく見られる。
実 際 に テ ストし て み よ う! 両方の案をデザインし、A/Bテストを実 施して、どちらが 正し
いかを証 明しよう。これで議 論は終了だ! それでもなお異議を唱える人がいる場合は、
再度テストを行おう! 何度も間違いを証明されながら、それでも議論を続けられる人が、
ど れ だ け い る だ ろ う か ?!
ユ ー ザ ーを 理 解 しようとす るとき 、 100 万人のユーザーがイチゴ味とラズベリー味のアイス
クリームのどちらを好むかは、議論だけでは決して判断できな い だ ろう。 こ の ような 、 あ る
集団の主観的な好みについては、A/Bテストによって初 めて知ることが できる。
A/Bテストは、いろいろな種類の課題に対して応用できる。その結果の一部は、将来
のプロジェクトすべてに活用できる普遍的な知見となることもあるのだ! 一方で、ユーザー
層が変わるたびに再検証が必要になるものもある。
たとえば、コンバージョン率の最適化や、ある機能への訪問導線 ...