確率はマーケットプレイスの本質である
前にネットワーク効果を紹介したが(「18 . ちょっと寄り道:競争優位とは何か」参照)、
今がそれを利用するチャンスだ。マーケットプレイスは、利用者が増えれば増えるほど価
値 が 高 まるように 設 計 さ れ る べきだ 。マッチ ン グ 後 に 買 い 手 と 売 り 手 が 離 れ てしまえ ば 、ネッ
トワーク効果が生じず、マッチングの確率は低いままだ。
私は、「最高の」建築チームを、自宅の改築を望む人々とマッチングさせようとするマー
ケットプレイスを見たことがある。理論的には素晴らしいが、実際には難しい。最高の建
築 チ ーム は そ の ようなプ ラットフォーム を 必 要 としな い の で 、 まったく参 加しな い か もしれ な
い。参加したとしても、予約がいっぱいになればプラットフォームから離れる強い動機があ
る。結局、マーケットプレイスの狙いとは正反対に、最悪の建 築 チームだけ が そこにいる
こ と に な る 。 な ぜ な ら 、 ネ ットワ ー ク 効 果 が な い か ら だ 。
ユーザーが 繰り返し、あるいは頻 繁に解 決したくなる課 題は、より良いマーケットプレイ
スにもなる。 DoorDashやUber Eatsのようなファストフードのデリバリーは、人間が頻繁
に食事をするからこそ、良いマーケットプレイスのアイデアとなる。もし食事が年に一度だ
けだとしたら、おそらくうまくいかないだろう。Airbnbのようなものは、旅行が(頻度は低
いが)大きな買い物であるからこそ機能する。取引手数料は大事だ! 1週間の休暇での
宿泊料の数%は些細なお金ではない。宅配ピザの利用が年1 回だったら、数%の手数料
は大した金額ではないが、毎週ピ