実際の現場でのユーザー調査
UXをブートキャンプや大学、あるいはその他の実践的でない教育機関で学んだ学生が
実際の仕事に就くと、多くの場合、ユーザー調査を行うのが難しい、あるいは現場でリサー
チの許可を得ること自 体 が 困 難 で あることに 驚くことが 多 い 。
もしあなたがこの状況に直面し、「ユーザーと話さずに、どうやってデザインすればいい
のか?」と思ったとしたら、それはまったく正しい反応だ。ただし、残念ながら、その正しさ
が実際の職場でユーザー調査を実施する助けになるとは限らない。
まず、 ユ ー ザ ー 調 査 に つ い て 、 あまりに 壮大なイメージを持たないことが 大 切だろう。も
ちろん、もしユーザビリティラボでのアイトラッキングをするような本格的な調査や、アカデミッ
クな手法に基づく精緻なスタディができる のであれば、それは素 晴らしいことで、ぜひ実 施
し て み よ う! し か し 、 残 り の 99%の企業においては、もっとカジュアルなユーザー調査か
らでも、 非 常 に 多くの 有益な情報を得ることが可能だ。
私が最も好んで使うユーザー調査の出発点は、1対 1 のインタビューだ 。そこに 、プロダ
クトやウェブサイト上で簡単なタスクを1 〜 2つ 組 み 合 わ せ 、 全 員 に 対 して い くつ か の オ ープ
ン か つ シ ン プ ル な 質 問 をして いく。 ユー ザ ー は 5 人程度、ギフトカードなどの報酬は不要。
対象ユーザーは、少数のシンプルで重要な基準に基づいて選定する(実際のユーザーは
一様ではなく、本当に重要な要素はごくわずかだ。条件を増やしすぎると、好 まし い 回答
に偏ったバイアスがか かってしまうリスクがある)。
ユーザーの行動 ...