み ん な 、嘘 つ き
ユーザーも人間だ。そして、人は時々嘘をつく。たいていの嘘は、相手の気分を害さな
いためだったり、自分の気持ちを守るためだったりする。それは不自然なことでも、悪い
ことでもない。しかし、あなたの目的がユーザーのミスやネガティブな感情、ユーザーが体
験する課題を理解することにあるなら、その“ 嘘 ”は大きな障壁になりえる。
ユーザーテストの最初に参加者を安心させることは重要だ(前述の通り)。加えてインタ
ビューやタスク設計をする際に、被験者が恥ずかしさを感じる機会を最小化することも重要
だ。たとえば、「入力してみてください。正確でなくても構いません」と明示するなどといっ
たようなことだ 。
ユーザーがあなたと一緒にプロダクトと向き合っていると感じられる場づくりが 大 切だ。あ
なたとプロダクトが 一 体になってユーザーを試しているように感じさせてはいけない。そのた
めに、ユーザーが時間を割いてくれたことに感謝の意を伝え、興味深い発言や有益な気
づきがあれば、それを明確に伝える。あるいは、ちょっと変わった答えが出てきても、それ
を歓迎する姿勢を示すといった対応が有効だ。
ただし、回答に対して「正しい/間違っている」と評価するのは避けよう! 代わりに、
たとえば「それは興味深いですね。もう少し詳しく教えていただけますか?」のように、感謝
と関 心 を 持 って 受 け 止 め る の だ 。