
メニュー構造は「意味」より「価値」で考えよう
ページ構造を考える際に、複雑な調査や設計手法を見かけることがあるが、実際の現
場で効果的だと感じるのは「価値」に基づくアプローチである。構造といえば、多くの場
合はメニュー 設 計 の ことを 指 す。
あり が ち な 失 敗 として 、 UXデ ザイナーが 論理的なメニュー 構 成 にこだ わってしまうことが
ある。たとえば「動物を生息地で分類する」「衣服を頭から足先までの順序で並べる」「部
署ごとに分類する」といった具合だ。
こうした構成は一見筋が通っているように見えるが、実はユ ー ザ ー にとって は 使 い づ ら い 。
論理的で あることが 、 ビ ジネス に お けるメニュー の 価値を 大 きくす ると は 限 ら な い 。 た とえ ば
辞書は極めて体系的であるが、それが最良の読書体験を提供しているとは言いがたい。
優れた書籍はその構成ではなく、内容の魅力に価値がある。ナビゲーションにおいても同
様である。
たとえばコーラとペプシを選ぶときに、どちらが論理的かを気にする人はいない。服を
買いに行くときにも、「胴体を覆うものが必要だ」なんて考えない。衣服を体の部位ごとに
分 類してもユーザーには意味がない。私たちはシャツやパンツ、ジャケット、屋内用と屋外
用、季節、性別など、着こなしの社会的な期待を考えている。従って、ナビゲーション設
計においても論理構造よりも、ユーザーにとって直感的で意味のある分類が求められる。
会社の組織図に基づいてつ