UX
VS
UI
UXの仕事で一番好きなのは、UIデ ザイナーと一緒に取り組むやり方だ。 優れたUIデ
ザイナーは 、 UXの意義を理解しているか、少なくともその価値を尊重してくれる。ただし、
彼らの関心は最終的なインターフェースの見た目や操作感にある。その場合、UXは構造
や機能性にしっかりと注力し、UIがビジュアルやインタラクションの細部で最大限に力を
発揮できるようにするのが理想的だ。
個人的には、この組み合わせは、まさに両者のいいとこ取りだと思っている。とはいえ、
両者の役割には重なる部分があるため、どちらが何を決めるかの線引きがやや難しくなる
こともある 。
たとえば 、 あなたが 作 成したワイヤーフレームでは ある特 定 のレイアウトになっていたとし
ても、 UIデザイナーがそれを大きく変更しようとすると、あなたが意図していた視覚的な誘
導設計が崩れてしまうこともある。そんなときは、率直に話し合い、なぜその設計が必要
だったのかを丁寧に説明しよう。
一 方で、UIデザイナーが特定の箇所をより深く検討できる場合、私が意思決定をしな
いでおくという選択肢を意図的に残すようにしている。役割の境界を明確に主張し合うより
も、互いを尊重しながら裁量の余地を残すことが、より合理的な協働につながる。