ブランド価値かビジネス価値か?
この見出しを見て、「いやいや、ブ ランドは ビ ジ ネ ス に と っ て も 価 値 が あ る だ ろ う! 」と 身
を乗り出す人もいるかもしれない 。まさにその通りである。だからこそ、これは盲点なのだ。
これまで一 度もビジネスとしての価値を生み出す必要に迫られたことがないデザイナーに
とっては 、ブランド価 値とビジネス価 値 が 同じものであるか のように感じられてしまう。
しかし、両者は同じではない。
ブランド価値「だけ」を生み出すプロダクトは、それ単体で成功し続ける必要がない。た
くさ ん の 人 が 使 ってくれ た ほ う が いいし、継続率が高いほうが良いし、マーケティングやブ
ランド目的のアプリにおいて使いやすさや満足感が高いに越したことはない。だが、その
プロダクトの存在は、別の何かが費用を負担してくれているという前提で成り立っている。
一方で、ビジネス価値を生むプロダクトは 、自ら収 益を生 み 出す。つまり、売 上をつくる。
極端に言えば、会社の他の要素を取り払ったとしても、そのプロダクト(アプリでも、ウェ
ブサイトでも)が単体で生き延びていける可能性がある。それ自体が物を売ったり、サブ
スクリプションを獲得したり、ユーザーに購買行動を起こさせたりする。
これは、とて つもなく大 きな 違 いである。
17. マー ケ ティングドリブン VS 収 益ドリブン