「離脱」はいつでも起こりうると心得よう
構造の全体像を決めたら、次に考えるべきは、ユーザーがその構造の中をどう 移 動して
いくか ということだ。ページ同士をリンクでつなぐことで、構造は単なる集合から移動のルー
トへと変わる。理想的な構造とは、ユーザーを止まったり戻ったりさせずに、自然に前へと
進 んでもらえるもの で ある 。
ユーザーが 深 い 階 層 の ページにたどり着 いた後 、そこで行き止まりになっていない だろう
か? 次に求めるであろう情報やアクションが明示されているか? ある作業を完了するた
めに複数のセクションをまたぐ必要があるかどうか? あるいは、複数の質問に順番に回
答している中で、もし前のページに戻った際に元の位置を見失う恐れはないか? こういっ
た観点を検討しよう。
もしユーザーに次に進む道を用意していなければ、彼らはそのままサイトを離脱するかも
しれない。 驚くべきことに、ナビゲーションを設 計する際に離脱という選択肢を想定しない
デ ザイナーは 非 常 に多 い 。
ユーザー分 析における離脱率とは、そのページでサイトから離れてしまった人 の 割 合であ
る。ユーザーがサイトから離れるのは避けられないが、その離脱が混乱によるものではなく、
満足の結果であるような構造設計を目指すべきである。
12. サ イト 構 造