有 名 ブ ランド に お ける UX
このセクションの締めくくりとして、名声とクリエイティブな機会という少し楽しい話題に触
れておこう! それと、もちろんルールにつ いても。うんざりだけど。
私がデザイン業界で働き始めて3 年目のこと、優れたデザイン会社に入って有名ブラン
ドの案件を初めて担当する機会に恵まれた。私は、現行のサイトよりもずっと良く見えるウェ
ブサイトをデザインしたことで、創造的な仕事をしているつもりになっていた。……けれど、
そのとき浴びた叱責の量を考えると、上司の意見は違ったようだった。
私は初歩的なミスを犯していた。ブランドガイドラインを尊重しなかったのだ。この手の
ミスは、変化の速いデジタル領域において頻繁に見られるものだ。
Coca-ColaやVolvo、Appleのような企業は、店舗やウェブサイト、広告掲示板から、
ギ フトショップ の マグカップ に 至 るまで 、 膨 大 な ユー ザ ー 体 験 の ネットワークを 持 ってい る 。も
しそれぞれのデザイナーが少しずつ異なることをしていたら、それらの企業がどのように見
えるべきかが不明確になり、視覚的なブランド表現は機能しなくなるだろう。
実際には、私たちがそれらのブランドの見た目をはっきり認識できるのは、有名ブラン
ドには ルールがあるからだ。そして、それらのルールはきちんと守るべきものだ。政 府 の規
制と同じように、本 当に優れたデザイナーは、それを制 約ではなく挑 戦として捉えるだろう。
皮肉なことに、有名ブランドはしばしば、何百万人、何十億人という人々に届くような、
大規模な創造的なプロジェクトに取り組める、最も刺激的な機会を提供してくれる。あなた
の役割は、ブランドのルールに異議を唱えることではなく、顧客の認識や期待 ...