エコシステムの価値は
間接的に生まれることも多い
多くのプロダクトやサブブランドを管理している場合、エコシステムのすべての要素がそ
れぞれ大きな収益源になることを期待してはならない。それぞれのプロダクトやブランド資
産が、全体にどのように貢献しているかを理解することが重要だ。これはウェブサイトの各
ページの目的と似ている。一部のページには購入ボタンがあり、直接的にビジネス価値
を生み出すが、プライバシーポリシーのページのように、他のページを間接的にサポートす
るた め だけ に 存 在 するものもある。
Teslaでは、車内のスクリーン自体は直接収益を生まないかもしれない(あなたがこの
本を読んでいるときに大規模な車内アプリストアが開始されていたとしても、ここではまだな
いと仮定してほしい)。しかし、そこにスクリーンがあってカッコいいというだけで、販売促
進 に 大 きく貢 献 して い る の だ!
医療手術で使用されるデジタル機器のUXは直接的に収益を生み出さないかもしれな
いが、人命を守ることに貢献する。それはビジネスにとって非常に大きな価値の源泉であ
ることは 間 違 い な い!
主要ブランドを支えるソーシャルメディアアカウントや無料アプリ、あるいは特別なユース
ケース向けのプロダクトは、直接的に販 売するものではないかもしれないが、それらは購
入と購入の間に顧客のロイヤルティを維持したり、既存のユーザーに新機能を知らせたり
する手段になり得る。
無料のGmailユーザーはそれ自体では収益を生まないが、そのうち一定割合のユー
ザーが Google Workspaceのサブスクリプションを購入するだろう。そして、最大手であ
り、標準のメールプロバイダとしての Gmailの評判は、企業が自社のメールプロバ