ゼロイチ
(0 → 1)
の デ ザイン
これ は おそらく、 私 が 最も好 む デ ザ イン の シ ナリオだ 。 何もな いところから 始 める 。 ゼ ロ
からイチへ歩みを進める。これは非 常 に 大きな責任も伴うこと。完全な創造の自由に似て
いるが、プロダクト・サービス・企業をゼロからデザインすることは、一見すると何でもでき
る機会のように見えて、実際には自らに制約を課すという究極の挑戦なのだ。
ゼロからのデ ザインとは、ゼロから価値を生み出す責任を負うということ。つまり、ゼロ
から課題を定義しなければならないのだ。そしてそれは、調査が重要であるということを
意味する。ゼロからのデザインでは、すべての優先事項が調査に基づくことになる。なぜ
なら、解決すべき課題を知らなければ、価値を生み出すことはできないのだから。
真の、 そして 価 値 のある課題を解決していると自信を持つためには、その課題が実際
に存在し、かつ価値があると信じられるだけの十分な理由が必要だ。以前触れた課題の
価値を思い出してほしい。ゼロからのデザインをする際に、これほど役立つ知識はない。
多くの人に頻繁に影響を与える課題、もしくは、発生すると大きなコストや長期的な影響
を伴う課題を探そう。理想的には、多くの人に多大な金銭的・精神的負担を頻繁に与え、
しか も長く続く課 題 が 望ましい 。
し か し 、 こ れ は あ くま で 課 題 の 社内視点にすぎない。他に誰がその課題に取り組んでい
るのかも知らなければならない! なぜなら、ただ解決するだけではなく、他者よりも優れ
た方法で、より速く、安く、または異なるアプローチで解決しなければならないからだ。
ゼロからデザインする場合、プロセスは次 の 3つだ。
1 . 価値ある課題