規制業界におけるUX
規制といっても、さまざまな形がある。たとえば、銀行は規制対象だし、子ども向けに
オンラインで商品を販売する企業も同様だ。そして現在では、ユーザーデータを扱うすべて
の企業がプライバシー規制を意識する必要がある。政府の規制に準拠しなければならな
い企業においては、デザイナーが関与したことで非常に高額な損失につながるミスが起き
ることもある の だ 。
規制のある企業に入社したらまず最初にやるべきことは、その規制をしっかり理解するこ
とだ。なぜなら、それらはあなたが今後関わるすべてのプロジェクトにおいて、基本的な制
約条件となるからだ。面白みに欠けると感じるかもしれないが、できるだけ早くその分野の
専門家になるべきだ。
私はさらに一歩踏み込んだアプローチをとることが多い。規制を攻略すべき挑戦として
積極的に捉えるのだ。ど こま で うまく規制を遵守できるか。ど れ だけ 深く規制を理解できる
か。そうすると、周囲から答えを知っている人として頼られるようになるのだ。
規制を守りながらも優れた解決策をデザインできたなら、自分に誇りを持とう! 何も
ルールがない場面で、いい感じのものをつくるのは簡単だ。しかし、制約の中で本当に
機能するものをつくれるのは、腕のあるデザイナーだけなのだ。