バイアスの制御と確証
デ ータを 提 供 する立 場 に なるとき、 たとえば 多くの デ ータ 系 ソフトウェア や ツール が そうで
あるように、意図せずユーザーに嘘を伝えてしまう力を持つことになる。もしそのユーザー
が投資家であれば、その嘘を元にして何百万、何十億ドルもの判断を下すことだってあり
うる 。
これはかなり深刻な問題だ。なぜなら問題はあなたが言ったことにあるのではなく、あ
なたが 言 わ なかったことに あるか らだ 。
私たちがユーザーに対してデータを届けたり、可視化して提示したりするとき、そこには
しばしば バイアスが含まれてしまう。バイアスとは、ある種の偏りや思い込み、前提条件
のようなもので、それによってユーザーの解釈がねじ曲がる可能性がある。さらに厄介な
のは、ユーザーが 信じたいことを 私 た ち が 後 押 ししてしまうケ ース だ! もしそ れ が 真 実 で は
なかったとしても、ユーザーは 信じたい が ゆえ、わざわざ 確 認しようとすら 思 わ な い か もしれ
ない。
以下は避けるべき典型的な例である。
処理済みデータバイアス:データ企業がデータの欠損や品質のばらつきを「補正」
し、インサイトを提供するためにあらかじめ集計・加工することはよくある。だが、そ
の過程でユーザーには見えない判断や前提が混入していることがあるのだ。私たち
のチームでも、外部のデータプロバイダが提供した事前計算済みのデータに強いバ
イアスが含まれていたケースがいくつもあった。しかもその結果は、ときに衝撃的なほ
どに歪んでいた! 私たちはすべてを一から再計算し直すことになり、その調査には
数週間を要したのだ!
プレゼンバイアス:最もよくある見せ方によるバイアスは、たとえばグラフのY 軸( 縦
軸