ビジネスモデ ルに導 か れる
この章の冒頭で、3 つの問いを紹介した。
1 . 何 をリサ ーチ するか
2 . 何を測 定するか
3 . ステークホルダーから信 頼されるにはどうすればいいか
価値の周辺にこれらの問いの答えはある。価値をつくるなら、ビジネスモデルのリサー
チに時間を使ったほうがいい。ビジネスモデルのどこかに価値創造を妨げる課題が見つ
かったら、 それ が 取り組 むべきまっとうなことだ。ベーカリーを誰も見つけられないのなら、
店を移転するか、ウェブサイトに現住所を載せることが必要だ。いずれにせよ、顧客なし
で は 価 値 は 生 み 出しようが な い 。 な んとかしよう!
UXリサーチの本質は、ビジネスモデル(すなわち、ユーザーの価値とビジネスの価値!)
の課題を見つけることだ。
ユー ザ ーニーズとビ ジ ネスニーズ( す な わ ち 、 あ な た が つくって いるもの )を 理 解 す れ ば 、
効率の問題(少ないほど良い)なのか娯楽の問題(多いほど良い)なのかがわかる。イン
プットとアウトプット、プロセスを測定しよう。ユーザーが時間とお金をどれだけ節約できたか
(効率)、どれだけの時間を楽しく過ごすことができたか(娯楽)を測定しよう。
すると、ステークホルダーとの関係性が劇的に変わる。
リサ ー チ によってビ ジ ネス モ デ ル を 理 解 し、 まっとうなも の がつくれているかどうかを知り、
そのデ ザインにおいて重 要なクリック、コスト、コンバージョンをすべて測 定できるようにな
れば、ステークホルダーにデザインの意図や背景が伝わり、ステークホルダー自身の目標
達成に役立つことを正しく理解してもらえるだろう!
価値は、UXの仕事の土台だ。それを理解した今、ブレイン