確率:効率性を高めるために
仮説として、ユーザーは直近かつ高額な取引を優先的に確認する傾向があると想定しよ
う。そして、データとユーザーの声がそれを裏づけているとして、ひとまずこの仮説に従っ
て 進 め て み よう。 ど ん な 改 善 が できるだ ろうか?
まず、取引の詳細の中でも特に重要な項目がある。日付と金額だ。ユーザーが最も言
及するの はこの 2つなので、リスト上に直接表示して見つけやすくしよう。
さらに、最近の大きな金額の取引をリストの上に自動的にピックアップして表示するのも
よい。たとえばフィルタ機能をつけたり、最初から上部に出しておくと、検索する必要すら
なくなる 。
さて簡 単 にはなるが 、 私 たちはこうして効率性重 視 の アプリに 対 するデ ータパターンを 分
析し、理論上の想定と異なる点を見つけ、症状を集めて共通の原因を探り、仮説に基づ
いた解決策を設計したことになる! これぞまさにVDP(価値、診断、確率)だ。
新しい デ ザ インをリリースした 後 、デ ータパターン が 変 わり、「 1 取 引 あたり 10 分 」で は な く
「2 分」で済むようになったら、私たちの診断はうまくいったと言えるだろう。