
検索は予測できない:データが味方になる
数千、あるいは数百万ページ規模のサイト(もしくはインターネット全体)における検索を
設計しようとする場合、もはや静的なデザインの選択肢では太刀打ちできない。検索のあ
らゆる側面は動的であり、ユーザーがどんなキーワードで検索するのか、どんな結果が表
示されるのか、再検索するのかどうかすら、事前には予測できない。
した がって 、コンテンツで は なくデータをもとに検索を設計する必要がある。
大規模な検索設計では、問題の特定や行動パターンの発見をデータに基づいて行わ
なければならない。そしてそれは、確率を前提に世界を見るという仕事でもある。先ほど
「人々が何を検索するかはわからない」とは言ったが、実際には、データがあれば最も検
索され やすいもの が統計的に見えてくる。個々のユーザーはそれぞれ異なる行動をとるが、
集団全体として見れば、明確な行動パターンが数値として浮かび上がってくるのだ。
こうした大規模なユーザー行動は、個別のユーザーテストやインタビューでは捉えきれな
い。データがあってこそ、世界の実像を(統計的に)把握できるのである。そして検索機
能は、可 視 化されたパターンに合わせて設 計することもできるし、望ましいパターンへとユー
ザ ー を 導 くよう に 設 計 す る ことも で きる 。
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